企業としての成熟?それとも停滞?
ここ数年で個性的な創業者が一線を退いた企業が今後どのような方向を
目指しているのかが伺える記事があったので、なんとなく書いてみます。
ジョナサン・シュワルツ氏:「1年間CEOをやってみて」 - CNET Japan
――あなたは自分のことをSunの体現者だと思いますか。明らかに、ある程度まではあなたはSunを公的に代表する人物です。
私はSunの公的な顔になりたくはありません。Sunのイノベーションやそこで働く人たちにこそ、公的な顔になって欲しいと思います。
ニュース - 【TechEd 2007】「もうビジョンは語らない」,沈黙し始めたMicrosoft:ITpro
「(実現できもしない)将来の『ビジョン』を語るのはもう止める。システム管理者の日常業務をすぐに改善できる『プラン』だけをお話しする」−−。米 Microsoftサーバー&ツール・ビジネス部門担当のSenior Vice PresidentであるBob Muglia氏は,映画「Back to the Future」の「ドク」に説教された果てに(写真1),「ビジョンを語らない」と宣言した。
後継のヒーローを仕立て上げるのでは無く、実現可能な計画や実際の成果物を基に信頼を勝ち取ってゆく、、と。
企業として当然と言えば当然なんですけどね。。
でも、まあ、この業界ってアドバルーンをドーンと上げて、、、客のハートをガツーンと鷲掴みにするのが慣例になっている部分もあるわけで。
上記の2社なんかは特にそういう要素が強い会社だったような気がします。
しかし、そういうビジョンを語るタイプの創業者が経営から一線を退き、、というか企業としてこれだけ大きくなってくると、もっと普通に社長業をしてくれる人じゃないと困っちゃうんでしょうね。
彼らがブチあげたアドバルーンを冷やかしつつも楽しみにしていた自分としては複雑な所です。
そういえば、アップルはスティーブ・ジョブスを再びトップに迎えて輝かしい第二の創業期を過ごしてきました。
しかし彼も人の子なのでいつかは一線を退く日が来ます。
彼の強烈なカリスマ性が牽引してきた近年のアップルですが、カリスマ無き事態を迎えた時、彼らはどんな舵取りをするのかな?
、、まだグダグダになっちゃったら困るなぁ。